FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会 7/24(水)-28(日)

FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会 7/24(水)-28(日)

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男子はノルウェーとドイツ、女子はアメリカとブラジルがファイナル進出。 FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会

男子はノルウェーとドイツ、女子はアメリカとブラジルがファイナル進出。 FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会

2020東京オリンピックのテストマッチであり、そこへの出場が予想される世界の強豪が参戦した「FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会」の大会4日目が7月27日(土)、潮風公園(東京都品川区)で行われた。台風6号の関東上陸が心配されたが、朝9時から女子決勝トーナメント1回戦、男女準々決勝、準決勝と、当初予定していたすべての試合が行われた。

 

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男子準決勝第1試合では、世界ランキング1位で優勝候補筆頭のモール/ソロム組(ノルウェー)が、世界ランキング6位のブラウワ/メウション組(オランダ)にストレートで勝利した。

 

第2試合では、準々決勝で4-starワルシャワ大会で優勝したオリベイラ/シュミチ組と、4-starエスピーニョ大会で優勝したセルーチ/フィリオ組という、ブラジル同士の対決を制したセルーチ/フィリオ組と、ドイツのイラス/フルーゲン組が対決。

ワールドツアーランキング格上のブラジルに第1セットを先取されたイラス/フルーゲン組は、第2セットからブラジルに引けを取らない高さとテクニックを見せつける。そして流れを引き寄せると、接戦の第3セットも奪い、初の決勝進出を決めた。

イラス/フルーゲン組はこれまで3-starクアラルンプール大会での5位が最高成績。一つ上のグレードにあたる4-star大会でリオデジャネイロオリンピック・ゴールドメダリストのアリソン率いるセルーチ/フィリオ組を破り、大金星を飾った。

 

■男子決勝進出チームコメント

<ノルウェー>

アンダース・バーンセン・モール選手

「全体的にいい試合、いい雰囲気で、ブロックで止めることもできた。全体的にはスキル面では負けているところもあった。日本は熱いけれど、サポートしてくれる大会スタッフがいて、気候に合わせた試合ができている」

クリスチャン・サンディア・ソロム選手

「準決勝は今大会で1番いい試合だった。2020東京オリンピックの1年前に試合ができることは光栄に思っている。決勝戦は、高校3年間指導してもらった印東(玄弥)さんが試合を見にくる。再び試合を見てもらえるのは特別にうれしい。来年のオリンピックに向けてアドバイスをもらいたい」

 

<ドイツ>

ニルス・イラス選手

「気持ちが1番の勝因。チームワークもよかった。試合の中で問題が発生したけれど、解決することができた。自分にとっては初めての決勝戦。とにかく決勝戦を楽しみたい」

ラース・フルーゲン選手

「大会が始まった当初よりも思った以上の結果が出て、ビックリしている。準決勝、最初はサイドアウトがとれなかったが、途中から雰囲気がガラリと変わったのでよかった。決勝戦の相手、ノルウェーは乗りに乗っているチームなので、楽しみながら試合をやりたい」

 

女子準々決勝では、7月上旬にドイツ・ハンブルクで開催されたビーチバレーボール世界選手権の決勝戦がここ、東京で再現された。カナダのパーバン/ヒューマナ-パレデス組とアメリカのクライメン/ロス組が対戦し、世界選手権で準優勝だったクライメン/ロス組がリベンジを果たした。

そのクライメン/ロス組は、準決勝でもドイツのボーガー/ズゥデ組をストレートで破り、世界選手権、グシュタード5-star大会と3大会連続で決勝進出を果たした。

 

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もう一方の準決勝は、ブラジルのベドナズキ(ヒィッペル)/リズボア組とカナダのバンズリ/ウィルカーソン組の対戦。4-starオストラバ大会で優勝して以来、なかなか調子の上がらなかったベドナズキ(ヒィッペル)/リズボア組がバンズリ/ウィルカーソン組をストレートで下し、2019シーズンにおいて2回目の決勝進出を決めた。

 

■女子決勝進出チームコメント

<アメリカ>

エイプリル・ロス選手

「勝てたことをとてもうれしく思う。暑さと風がある中で3試合をしたのは大変だったが、精神的に耐えながら、がんばることができた。今はオリンピック出場を決めることに集中している。いろいろな試合があるけれど、常にベストなコンディションで戦えるチームになりたい」

アレクサンドラ・クライメン選手

「初めて東京オリンピックの会場を見てイメージが沸いた。気候も照明も変わってくるけれど、この雰囲気をイメージして練習していきたい。日本に帰ってきて皆の前でまた試合ができたらいいと思う」

 

<ブラジル>

アガタ・ベドナズキ(ヒィッペル)選手

「勝つことができて嬉しいけれど、3試合をこなして暑さもあり疲れている。昨日、プール戦で負けてしまって絶対に勝たなければいけないというのがなおさらプレッシャーになった」

エドワルダ・サントス・リズボア選手

「日本の暑さは気にならないし、ここの会場の砂はすばらしい色だし深さも完璧だと思う。ブラジルはオリンピックの出場権争いが激しいけれど、またここに帰ってきたい」

 

本日の試合結果はこちら

28日(日)の競技日程はこちら

 

 

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男女準決勝の前には、大会アンバサダーのラモス瑠偉氏による「フットバレーボールエキシビション」が行われた。フットバレーボールとはビーチサッカーとバレーボールから派生したスポーツで、そのテクニックはビーチサッカーにとって不可欠な要素であり、またビーチバレーボールにおいても応用することができる。

 

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ラモス瑠偉氏とコートに立ったのは、ビーチサッカープレーヤーとしても活躍する田畑輝樹選手(ヴィアティン三重)、小牧正幸選手(ヴィアティン三重)、茂怜羅オズ選手(東京ヴェルディ)、大場崇晃選手(レーヴェ横浜)の5名。さらに「ビーチバレーボール界からの挑戦者」として川合庶JVAビーチバレーボール強化委員長が登場した。

ビーチサッカー日本代表選手たちが肩や胸で巧みにボールを扱うパステクニックやかかとを砂につけた状態でボールを蹴り上げるショットなどを次々と披露すると、川合強化委員長からも選手顔負けのプレーが飛び出すなど、会場内は大いに盛り上がった。

 

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準決勝からはスポーツプレゼンテーション(競技進行中の会場演出)のDJとして、LDH MUSICからルーカス・バレンタイン氏が登場。大会アンセムの「TSUNAGU」の制作者でもあるルーカス氏が、2つのオリジナル楽曲「RAINBOW」と「TRICK」を含む数々の楽曲をDJブースから会場内へと放ち、決勝戦進出を目指す選手たちの戦いを彩った。

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準決勝の終了後には、決勝戦前夜祭「Celebration of Final☆~ZENYA-SAI~」が行われ、SPECIAL GUEST DJとしてEXILE MAKIDAI (PKCZ®)氏がブースに立った。ファイナリスト決定の熱気のさめやらぬ中、明日の3位決定戦、決勝戦への高揚感を高めるDJパフォーマンスに会場は一つとなり、オーディエンスを魅了した。

EXILE MAKIDAI (PKCZ®)氏は明日28日(日)の表彰式終了後に行われる大会閉会セレモニー「Victory Celebration☆~For 2020~」にも出演し、今大会のフィナーレを飾る。

 

閉会セレモニーの詳細はこちら