FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会 7/24(水)-28(日)

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【注目ペア紹介①】ノルウェーの若きビーチ・バイキングス! アンダース・モル/クリスチャン・ソーラム組

【注目ペア紹介①】ノルウェーの若きビーチ・バイキングス! アンダース・モル/クリスチャン・ソーラム組

アンダース・モルとクリスチャン・ソーラムのペアは、新時代のビーチバレーボールチームである。経験こそ力だと言われてきたビーチで、21歳のモルと23歳のソーラムは特異なほどの若さで2017-2018シーズンのツアーチャンピオンの座についた。200cmと192cmの高さはチャンピオンに値するが、線の細さやあどけなさの残る顔には、まだルーキーの雰囲気が漂っている。

世界のトップにつけたのは、たまたま巡り合わせが良かったということではなく、5starのスイス・グシュタード大会、オーストリア・ウィーン大会、そしてツアーファイナルで優勝し年間3勝。最も強いフィールドで実力をまざまざと見せつけ、トロフィーをノルウェーへ持ち帰っている。

 

2018シーズンはビッグ大会で3勝を収めた

 

モルは2018年のワールドツアー・ベスト・オフェンシブ・プレーヤーを含め、4つのアワードをさらい、ソーラムもベスト・ディフェンシブ・プレーヤーに輝いた。攻守にバランスの良い2人はヨーロッパ選手権も制しており、現在の世界最強チームと呼んでも異論を唱える者はいない。

アンダース・モルは、バレーボールのコーチである父親と、ビーチが初めて正式競技として行われたアトランタオリンピックに出場した母親の間に生まれ、4人の兄弟も全員プレーしているバレーボール家族の中で育った。家族の大きなサポートを受けながら、アンダーカテゴリーのヨーロッパチャンピオンに3度輝き、インドアでもプレーした。順調にステップを踏み2017年にワールドツアーのトップルーキー(最優秀新人賞)に選ばれると、爆発的なスピードで世界の頂点へ上り詰めた。

 

まだ20代前半のノルウェー組。その力は未知数


ただし、才能あふれる若きチャンピオンが、バレーボール人口の少ないノルウェーから生まれたのは単なる偶然ではない。

自身の資質によるところもあるが、2011年には国内で初めてビーチバレーボール専用の屋内体育館が誕生し、彼らはノルウェーバレーボール連盟が立ち上げた「Topp Volley Norge」という十分な資金とトレーニング環境を提供する強化プログラムから育ってきた。インドアの強化も合わせ、国を挙げての長期的な強化体制の賜物なのである。


彼らの活躍は、バレーボール大国ひしめくヨーロッパの中で、スカンジナビアの小国ノルウェーの存在を輝かせている。ヤングバイキングスの快進撃はまだ始まったばかり。今シーズンの世界選手権、来シーズンの東京オリンピックに向け死角はない。誰が2人を止めるのか、焦点はそちらへ移っている。


左がソーラム、右がモル

左がソーラム、右がモル。東京大会、最も注目すべきペアのひとつ